一望千里
この道をたどればどこまでゆけるだろう。異国間をつなぐのが空の道なら、人をつなぐのは心の道。日本からノンストップで約12時間。その先にあるのは堂々たる欧州の交差点、オーストア。道をたどりながら重ねる時間が、いつしか僕ら自身を「道」にする。時は今。さぁ、ウィーンの都の扉を開け!

過去と未来の交差点 気ままな散歩から“時”が見えてくる

街にも顔がある。 その、ゆとりある表情を逃がさないためにも、ウィーンは歩いて回りたい。ディスプレイに惹かれてショーウィンドウの前で立ち止まる、ふと目に入ったカフェでお茶を飲む...。 自分のリズムで歩けば、その土地の印象はますます深まる。「旅の要は街歩き」。そう言い切ってもいいだろう。ハプスブルク帝国のお膝元として、豊かな時代を経験してきたこの街は、古いものと新しいものの融合に、抜群のセンスを見せる。まるで、トレンドを優雅に着こなす貴婦人のように。エッセンスは、環状道路リンクの内側、旧市街1区に集約されている。なかでも「ケルントナー通り」、「グラーベン通り」、「コールマルクト通り」。これらを順に歩けば、初めての旅行者には多彩な発見が、再訪の旅人には、懐かしい華やぎが味わえる時となる。さあ、さっそく繰り出そうか。
  • 撮影:小泉佳春 写真、記事、イラストの無断転写を禁じます。
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オペラ座、シュテファン大寺院(写真)、ホーフブルク王宮の3箇所はウィーン1区の象徴的存在。そして、それらを結ぶ「ケルントナー通り」「グラーベルン通り」「コールマルクト通り」では、ハプスブルク帝国の栄華の跡に"今"が溶けこんでいる。
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